先日、ある都道府県の公立高校の先生と話す機会があった。その先生は情報科担当で今春新たな高校に赴任したのだが、職場でトラブル続きなのだという。その先生は情報科担当なのだが、もう一人の情報科担当の先生や校長と上手くいかないと言う。で話を聞いているうちに、高校情報科のお寒い実態が明らかになってきた。
高校の情報科は3年程前より導入された新しい科目。もう一人の先生は元々その高校の理科のある科目担当の先生だったのだが、情報も教えろということになって、科目創設時に急遽担当させられることになったという。しかもその高校在籍10数年に渡る定年目前の先生だという(本来その都道府県では6年で強制転任させられるはずなのだが、偏差値的には比較的上位の高校なので、教育困難校に転任させられることを嫌って、いろいろ手ずるを使ってなのかか、在籍10年超の先生がなぜか多い学校なのだという)。
今まではその先生と非常勤講師の二人でやっていたのだが、お話を聞いた先生が初の情報専任の先生として赴任したのだという。しかし情報専任教諭とはいえ、実はちょっと前までは文化系の科目担当で、情報の教員が足りないので、多少パソコンに詳しいという程度で、ろくな研修も受けず臨免をもらい、情報科に遣られたというのが実態。
しかも赴任早々、専任の情報科の教員ならあれもやれるだろう、これもやれるだろうとSE的な仕事まで要求され、こなしきれない仕事が山積みになって悲惨な実態なのだという。
高校の情報教室も悲惨な状態で、いらないゴミが山積み、埃だらけで、コンピュータにつながっているケーブル類も毎日抜き差ししてやらないと、埃だらけの接触不良状態で立ち上がらないコンピュータが続出。たまりかねて校長に訴えると、今まで通りやれの一点張り。更に何度も話すと、うるさい奴だとブラックリスト入り。
その高校は近く注目される新しい施策を打ち出すということで、ホームページにも毎日多数のアクセスがあるそうなのだが、そのホームページの管理もその先生一人に全部背負わされ、おまけに、今までもう一人の先生が担当していたそうなのだが、その先生の作った、本人もどのファイルがどのファイルで、どうリンクしているのかよく分からなくなった原稿ファイルをひょいと渡されて、とにかくやってねの一点張りで頭に来ているのだという。
その先生が非常に立腹しているので、私は申し上げた。
「お腹立ちはごもっとも。でももう一人の、兼任の情報の先生も、いままで別の理科の科目を教えていたのが、急にある日青天の霹靂で校長から「情報」も教えろと言われ、定年間近のおじいさん先生が詳しくもないパソコンの勉強をにわか勉強でやらされてるんですよ。きっと生徒に教えている内容さえ自分で理解していない状態だと思いますよ。それが、専任の情報の先生が来ると聞いて大喜びだったんでしょうね。専任といえども文転の本来専門家でもない先生だとも知らず...お気の毒です」
いやはや、しかしこれがそこそこ進学校と言われる某都道府県公立高校の教育実態であるとは....卒業式の日の丸、君が代にこだわってみたり、余計なところで無駄遣いする前に、かけるべき所にお金をかけるべきじゃないの、>某都道府県知事殿