yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

フランス

キム・ギヨン『下女』Blu-ray評が出ている

フランスのCarlottaレーベルから刊行されたキム・ギヨン初のBlu-ray(2012.12.19刊行)。これのBlu-rayディスク評がこちらのサイトに出ている。 DVD Classik (フランス語) http://www.dvdclassik.com/test/blu-ray-la-servante-carlotta 残念ながらリージョン…

日仏で評価に大差 仏映画『マイファミリー - 遠い絆』

家族の絆を描いた2006年のフランス映画。原題は『Je vais bien, ne t'en fais pas』(元気だから放っておいて[より直訳すると、「私は元気だから、あなたは私に構わないで」)でフランスでは非常に高い評価を得ている作品。国内ではDVDスルー。 リリ(Mélanie L…

癒し系フランス家族映画 『食料品屋の息子』

ドキュメンタリー映画監督として名を知られたエリック・ギラドの初の劇映画作品。父との不和で都会に出て行った息子が、父の病気のために田舎に戻り、父の代わりに働くうちに、家族関係を回復していくという家族ドラマ。 30歳になるアントワーヌ(Nicolas Caz…

失業を家族に告げられない男を描く『日課 (l'emploi du temps)』

やはり『パリ20区、僕らのクラス』のローラン・カンテ監督による作品。失業してしまったがその事実を家族に告げられず、仕事をしているふりをして悪あがきをする男を描いた作品。 企業コンサルタントだったヴァンサン。彼は会社解雇後もその事実を家族に告げ…

パリ郊外、移民少年の気持ちを描いた『L'Esquive』

東京国際映画祭にも出品された『クスクス粒の秘密』のアブドラティフ・クシシュ監督の2004年の作品。フランス、パリ郊外のHLM(低所得者向け公営高層団地)に暮らす少年たちの日常を描いた作品。 クリモ(Osman Elkharraz)は、パリ近郊HLMに住むマグレブ系移民2…

『パリ20区...』のローラン・カンテ監督作品『人事 (Ressources humaines)』

『パリ20区、僕たちのクラス』が結構面白かったので、ローラン・カンテ監督、これ以前にどんな作品を撮っていたのだろうと情報を漁ってみたら、フランスで、『パリ20区、僕たちのクラス』のカンヌ映画祭パルム・ドール受賞を記念して、ローラン・カンテ監督…

フランスドキュメンタリー映画『憎しみを越えて』

2002年フランス、ランス(パリより西に100km程離れた都市)の公園で一人の青年がスキンヘッドの若者たちにリンチされた上に池に投げ込まれて殺された。殺された青年、フランソワ・シュヌーはゲイであり、スキンヘッドたちはアラブ人狩りに来て、アラブ人を発見…

グローバリゼーション時代を背景とした家族再生の映画「コンゴラマ」

失われた家族の絆を取り戻すコミックな家族再生のドラマ...なんていうといささかありきたりだが、その舞台がベルギー、カナダ、アメリカに渡り、家族の人種も様々、養子問題に環境テクノロジーと、いかにも現代のグローバリゼーション時代を象徴していくよう…