yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月、韓国盤DVD化、韓国映画評

2011年11月以降に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一…

高尾山紅葉

東京・高尾山の紅葉の写真です。

自称映画監督のママの奮闘と家族の再生を描く『レインボー (虹)』

2009年度の韓国インディー映画。中学生の息子を持つ映画監督志望の中年ママの奮闘ぶりと家族の危機と再生を交錯させて描いた作品。 自称「映画監督」であるキム・ジワン(パク・ヒョンミョン)は、会社員の夫サンウ(キム・ジェロク)と高校生の息子シヨン(ペク…

日仏で評価に大差 仏映画『マイファミリー - 遠い絆』

家族の絆を描いた2006年のフランス映画。原題は『Je vais bien, ne t'en fais pas』(元気だから放っておいて[より直訳すると、「私は元気だから、あなたは私に構わないで」)でフランスでは非常に高い評価を得ている作品。国内ではDVDスルー。 リリ(Mélanie L…

チェ・ガンヒの魅力全開『みみっちいロマンス』- 韓国映画

イ・ソンギュンとチェ・ガンヒ主演による19歳未満観覧禁止のラブコメディ。斬新な視点があるわけではないが、とにかくチェ・ガンヒが可愛らしく、多くの人に楽しめる肩のこらないラブコメディとして推薦できる。 父親が高名な画家であるチョン・ベ(イ・ソン…

韓国DVD, Blu-rayの話題から...

韓国DVD Primeの掲示板で次のような話題が出ていた。 DVD Primeで事前申込者を募ってBlu-rayディスクを出すプロジェクト、次回はホ・ジノ監督の『外出(邦題:四月の雪)』に決まった模様。 『高地戦』のBlu-rayが刊行されるかどうか、KD Mediaに問い合わせたと…

エジプトのフェミニスト映画 『話して、シェヘラザード (カイロの女たち)』

エジプト映画『ヤコービアン・ビルディング』を脚色した脚本家、ワヒド・ハミッドWahid Hamid(『ヤコービアン・ビルディング』の監督、マルワン・ハミッドの父)によるシナリオによって撮られた作品。夫の出世のため、自分がキャスターを務めるTV番組を、女性…

TPP、何のため?

11/9の朝のニュースで太田弘子・政策大学院大学教授と、藤井聡・京都大学工学部教授がTPP賛成、反対の立場から議論していたが... 少なくとも分かったことは、 TPPに参加しないと日本は対等な競争が出来ずに大変なことになる、という主張とは裏腹に、 TPPに参…

韓国盤DVDより日本盤が高画質?

しばらく前に、2000年代前半に出ていた韓国映画のDVDは、日本盤の方が高画質だとの韓国の掲示板の書き込みを見た。 またまた韓国マニア層の根拠ない日本盤びいきなんじゃないの、とも思ったが(大体素材は同じはず)、ふと思って手元にある韓国盤『リメンバー…

静かでじんわりと良い中国の法律映画『再生の朝に』

以前本ブログで紹介した『馬の背上の法廷』を撮った劉傑(リウ・ジエ=簡体字表記: 刘杰)監督の作品で、初の日本劇場公開作。 本作のあらすじはこちらを参照。 goo映画『再生の朝に』 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17864/index.html 劉傑の…

DOZ: ありがとうごじゃいます 他

DOZという韓国のヒップホップDUOが、「ありがとうごじゃいます」と絶叫する曲が一部で受けているらしい。歌詞の内容は、日本に行くと別れを切り出した彼女にかけてやれる(唯一知っている)日本語はただ一言だけ「ありがとうごじゃいます」。というわけで未練…

イデオロギー対立に疲れた韓国の皆様に... 韓国映画『豊山犬』

9月にDVDリリース(但し韓国での話)された韓国映画のうち最大の話題作であろう作品がこれ。キム・ギドク脚本&プロデュースで弟子のチョン・ジェフンが監督した南北分断を扱った作品。この作品が小ヒットしたのは、作品の力もあるだろうけど、何よりも南北分…

アブドラティフ・ケシシュ監督長編デビュー作『La faute a Voltaire』

『クスクス粒の秘密』『エスキーヴ(身かわし)』と個人的にお気に入りの作品を発表してきたケシシュ監督の長編デビュー作。原題に邦訳をつければ「ヴォルテールの過ち」。ヴォルテールとはあの歴史的人物のことではなく、彼の名にちなんでつけられたパリのヴ…