アジア映画
かつてLD および VHSは出ていたもののDVDの発売がなかった揚徳昌監督の『クーリンチェ殺人事件』4時間版のBlu-ray & DVDがクライテリオンから発売になった。 https://www.criterion.com/films/28596-a-brighter-summer-day この映画のLD中古で確か1万円近く…
2013年韓国映画。といっても大半の台詞は英語で進行し、出てくる韓国人俳優はソン・ガンホとコ・アソンのみ。しかも助演である。 近未来、地球温暖化を防止するためとして大気中に冷却剤をまいた結果、逆に地球は氷河期を迎え、ただある列車に乗った人以外は…
Key Words 奸臣 その人、枢機卿 美女戦争 密愛 お客さん
2015年8月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
2015年7月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
2013年製作、2014年秋に公開された、父親の権威失墜状況をコメディ化した韓国映画。 テマン (キム・サンギョン) とジス (ムン・ジョンヒ) 夫婦は一人娘で小学生のアヨン (チェ・ダイン)と暮らす。問題は、学歴だけはソウル大卒と高く一家の大黒柱であるはず…
2015年6月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
2015年4-5月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の…
本作は、朝鮮戦争後、韓国が経済成長を遂げるまでの戦後韓国庶民の苦難の道を振り返ろうという映画。監督は 、『1番街の奇跡』、『海雲台』、『セックス・イズ・ゼロ』など娯楽映画を手がけてきたのユン・ジェギュン。 国際市場の一角、しがない食料品店を経…
前作『サウスバウンド』で監督自身にとって不本意な結果となってしまったイム・スルレ監督の満を持した(?)社会派作品。クローンES細胞捏造を巡って事件となったファン・ウソク事件を扱った作品。 本作の韓国でのネット評を見ると、本作を高く評価する声に混…
2015年3月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
『ブドウの木に学べ』『ミツバチが飛ぶ』など、ロシアで映画を学びキリスト教的テーマを継続して手がけてきたミン・ビョンフン監督の2012年作品。 元射撃競技国家代表だったがアル中のためすべてを失い中学校の射撃コーチをしている夫パク・ドンシクとその妻…
3/10付け朝日新聞によると、漫画家辰巳ヨシヒロ氏が 3/7に悪性リンパ腫で亡くなったという。 「マンガ家の辰巳ヨシヒロさん死去 『劇画』の名付け親」 asahi.com 2015.3.9 http://www.asahi.com/articles/ASH3943KXH39UCLV007.html 海外では高い評価を受けて…
とりあえず何も考えずに見るなら... というエロチックコメディ。2009年に製作されたようだが、なぜか韓国での劇場封切りは大幅に遅れて2013年。 大学工学部教授のソ・ジョンミン(チョン・ホジン)は一見、妻パク・ヘギョン(イ・ミスク)とラブラブであるように…
ある女性の復讐談を描いたプログラムピクチャー。 ソヒは、会社社長 (チェ・ヨンミン) の娘。学校にも運転手付の車で送り迎えされ何一つ不自由のない生活を送っていた。だが部下イノ (イ・ギヨン) の裏切りにより、父の会社は街金業者から金を借りて、負債が…
2015年1月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
韓国国家人権委員会の啓蒙映画シリーズ第11作。今作は『ジスル (チスル)』のオ・ミョル監督に依頼された。 あらすじを紹介したいところだが、この作品にはあらすじらしいあらすじを述べるのは困難。舞台は済州島。認知症にかかり、おむつをしてまだらボケ状…
2014年12月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
『アンニョンUFO (公開邦題: オー! マイDJ)』を撮ったキム・ジミン監督による、元白血病患者の青年の元アイドルに対する思いを描く。 オニュ(イム・ジギュ)は、30歳を超えた大学4年生。一応は人並みに就職活動をしているものの落ちまくっている。そもそも、…
本作品は、1993年に起った連続殺人事件「至尊派(チジョンパ)事件」の犯人たちが死刑を宣告され、宣告後異例の早さで処刑された事態を、当時の映像資料や関係者のインタビューによって明らかにすると共に、死刑制度に対する疑問を投げかけるドキュメンタリー…
ハリウッドが、リメーク権獲得に乗り出したという話もある、韓国サスペンス映画。監督は『愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響』のキム・ソンフン監督だが、前作を見たときは、率直に言ってこれだけの作品を生み出す監督とは思っていなかった。 ソウルのとある…
香港の映画評論家、庸生が刁亦男の『白日焔火』が1989年の天安門事件を正当化していると論評している。 http://www.inmediahk.net/2014052501 [以下の記述にネタバレ含むので未見の方は注意] 彼によると、台湾女優、桂綸鎂演じる呉志貞が中国共産党を象徴し…
2011年10月に韓国でDVDとして刊行された(される予定)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチ…
本作は、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したディアオ・イーナン監督の長編劇映画デビュー作。 小建[シャオジャン](梁宏理)は母の営む仕立屋兼クリーニング店で働いている。父はエナメル工場で働いているが、今は病気のため休職中。小建はまじめでやや内向…
ウズベキスタンに住んでいた18歳の少女ローサ((Ruzmetova Dayana)の夢はバレリーナとしてボリショイ劇場の舞台に立って「白鳥の湖」を踊ることだった。ボリショイ・バレースクールに入学するには、ソ連が崩壊した今日、多額の費用が必要だ。その夢を実現する…
以前の記事でもちょっと触れたが、最近韓国で「剰余(잉여 / インヨ)」という言葉が新しい意味で使われているようだ。もともとは日本語と同じく、剰余、つまり余ったもの、という意味であるが、最近使われるようになった意味では、社会から必要とされない余計…
「失楽園」の苦しみを経て大人へと成長していく、ある少年のロードムービー。監督は、新鋭の女性監督、イ・ユビン。 再婚した夫婦の元、一つの家族となった、姉ウンジュ (コン・イェジ)、長弟ミンジェ(イ・ジュスン)、末弟ウノ(キム・テヨン)の三兄弟。ウン…
中国映画初のベルリン映画祭金熊賞と俳優賞のダブル受賞した作品。監督は、以前当ブログで『夜車』を紹介したディアオ・イーナン。原題は「白日の花火」の意味。 舞台は黒竜江省。1999年、刑事、張自力 (廖凡) が妻、蘇麗娟 (倪景陽)と離婚した直後に、バラ…
刑務所を舞台に冤罪をテーマしたファンタジー作品。韓国社会におけるリベラリズム(ネオ・リベではない)の浸透を象徴した作品。監督は『角砂糖』『あいつはかっこよかった』が国内でも公開されているイ・ファンギョン。 あらすじはこちら (Movie Walker) http…
2014年10月に韓国でDVDとして刊行された(される予定)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチ…