yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

TV備忘録 宮崎駿の言葉

いまね、ファンタジー難しいんですよ。 僕は難しいと思う。 あのね、みんなが浮かれてるとか、 まだ気が付いていない時に、 終末が近いぞ、とかいう時は、 ファンタジーになるんですよ。 「風の谷のナウシカ」ですよ。 みんながもうだめだと思ってる時にね、…

韓国初(?)の政治陰謀ミステリー映画 『モービーディック』

久しぶりに歯ごたえのある作品を作ろうという意欲の感じられる韓国映画を見た気がする。『不当取引』と近いジャンルの映画であるが、個人的にはスケールの小さかった『不当取引』よりも本作を取りたい。 本作品は政治陰謀ミステリーで、1990年10月、ノ・テウ…

10月、韓国盤DVD化、韓国映画評

2011年10月以降に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一…

ソウル市長選 今のところ野党に有利

20:00過ぎに、韓国メディアによる出口調査結果が発表されているが、今のところ野党パク・ウォンスン候補が9.1%程度の差で勝つのではないかとの予想が報道されている。 投票の締め切りは本日20時なので開票はこれから。

これはひどい

鉢呂前経産相の「放射能つけちゃうぞ」発言は虚報だった! 2011.10.13 http://diamond.jp/articles/-/14408 放射能つけちゃうぞ」発言捏造をめぐる記者クラブの“やり方”――そしてさらなる新事実 2011.10.21 http://diamond.jp/articles/-/14503 事実だとした…

『必ず大音量で聴くこと』 - 韓国インディーロックドキュメンタリー

2009年製作の韓国インディー系ロックバンドを追ったドキュメンタリー。弘益大前からスピンアウトして、仁川にあるライブハウスを拠点とした「ギャラクシー・エクスプレス」と「タバコ・ジュース」の主に二つのバンドの、2年間ほどの軌跡を追った作品。監督…

中国映画の日本語字幕に出る人名はなぜカタカナなのか?

最近ネットを見ていると、中国語が出来る方などを中心に、映画の字幕に出てくる人名がカタカナによる音表記なのは不便だという声がかなり上がっている。 平凡社サイトに「中国語音節表記ガイドライン」http://www.heibonsha.co.jp/cn/があがってたりするが、…

チャン・ツォーチ監督『愛が訪れる時』

『チュンと家族』『最愛の夏』『きらめきの季節/美麗時光』等で知られる張作驥(チャン・ツォーチ)監督の第6作。独特の詩情を持つ作風で知られる。張作驥は国内劇場公開作は2作しかないが、映画祭ベースではかなりの作品が国内公開されている。 呂来春(李亦捷…

日韓合作映画 『白磁の人』公式サイト

山梨県等が支援して製作してきた『白磁の人』の公式サイトが開設されている。 http://hakujinohito.com/ 撮影はすでに全部終了し、現在は編集&ポストプロダクション段階。文化庁やKOFICの資金的支援も受けているということだが、個人の方からの製作資金の支…

レトロ感覚あふれるインディーズ韓国映画 『啓蒙映画』

2009年に製作されたインディーズ映画。韓国の富裕層三代の家族の模様を1931年から現在(2009年)まで振り返る。レトロな回顧感覚と社会批評的視点が秀逸な作品。 チョン・ギルマン[祖父](イ・サンヒョン) - チョン・ハクソン[父](チョン・スンギル) - チョン・…

タル・ベーラ、映画監督引退を表明

東京フィルメックスのサイトをのぞいていたら、今期上映されるタル・ベーラの『ニーチェの馬』の説明にこうあった。 「ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員特別賞)を受賞したタル・ベーラ待望の最新作にして最後の作品。」 えっ、タル・ベーラ死んだか、と思い…

ヌリ・ビルゲ・ジェイラン国内未公開作品 『Uc Maymun (三猿)』

日本で映画祭公開やCSシネフィル・イマジカでの放映が行われている、トルコのヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の日本未公開作品。英題は『Three Monkeys』仏題は『Les Trois Singes』。この題は、日光東照宮の「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿に語源がある…

2ちゃんねる感覚で政治をやられても

先月、甲府駅前を通りかかっていたところビラを配っていた。何かと思えばコレ。 中国を相手政府がいやがる「シナ」と読んではばからない、中国への敵意むき出しの前衆議院議員によるビラ。2ちゃんねるでこういうことを書いても許されるかもしれないが、フォ…

財閥の息子コンプレックス

先日、韓国語の勉強仲間で、今1年間のワーキングホリデーで韓国に滞在している知人が、一時帰国した。その彼女曰く、「最近の韓国ドラマは全然おもしろくない」 その理由は、今現地で放送されている韓国ドラマはどれもこれもワンパターンなのだそうだ。その…

イギリス盤 アンゲロプロス・コレクションDVD-BOX刊行予定

イギリスのArtificial Eyeからアンゲロプロス・コレクションと題してアンゲロプロス初期作品集のDVD-BOXが出る。 5枚組DVD-BOXが、10月に第1集、11月に第2集として出る予定で、合計10本の作品が収録される。すでにフランスのポチョムキン盤を比較的高画質なD…

問題提起は良いのだが非常に惜しい『取り戻せない』 - 韓国映画

日本でも児童性犯罪者に対する監視や情報公開をするように求める動きがあるが、すでに韓国ではそのような動きは実現していて、警察が前科のある児童性犯罪者の所在を把握できるようなシステムが整備されている。これに対して韓国国家人権委員会が製作した啓…

スティーブ・ジョブズ死去のニュース

The Boston Globeの彼の死去を伝えるニュース。非常に簡便かつ適切に彼の略歴や業績を伝えてくれている。 http://www.boston.com/Boston/businessupdates/2011/10/steve-jobs-apple-founder-dead/mcgSryMRdCQVR9t7gKP0bN/index.html?fb_ref=blogindex&fb_sou…

タイのどたばた冤罪コメディ『8E88』

たまたまYesasiaで注文してみたタイのコメディ映画。 クン(Jaturong Mokjok)は幼馴染のブッ(Uttama Chiwanichpan)とついに結婚することに。ところが結婚式の直前、彼女とウェディングドレスを選びに行き、たまたま気分転換で店の前に出たときに、胸にナイフ…

心理的ホラーの演出に冴え キム・ソンホン監督『失踪』

『オルガミ(罠)』『セイ・イエス』などホラーもので手練れの手腕を発揮しているキム・ソンホン監督の現在のところ最新ホラー作品。国内ではDVDスルーになったが、国内でもじわじわと口コミで評判が広まっているようだ。 ヒョンジョン(チュ・ジャヒョン)はあ…

東陽一監督『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

2004年『風音』以来の東陽一監督の本格的劇映画。 あらすじはこちら(Goo映画) http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17233/ 個人的にはATG時代前後の東陽一監督作品は非常に気に入っているが、最近の作品は、全部見ているわけではないにせよ、ま、…

男子高校生の微妙なパワーゲームを描く韓国映画『番人』

本作は韓国映画アカデミー製作の作品で、監督のユン・ソンヒョンは卒業生。今年韓国のインディー映画の中で一番の注目作と言って良いだろう。 高校生であったギテ(イ・ジェフン)が死んだ。父子家庭で育ったギテ。自分の息子の死に納得のいかない父親(チョ・…