Blu-ray
先日韓国へ行ってきたが、その際昨年(2019)秋に出た韓国映像資料院発行のブルーレイディスク2巻を買ってきた。だがそのブルーレイディスク、おまけが豪華すぎで笑ってしまった。なんとディスクのおまけに本がついてくる。おまけに、片方はオリジナルポスター…
1961年、鈴木清順監督による日活のプログラムピクチャー。石原裕次郎に似ているというので、裕次郎の弟分として売り出した和田浩治主演の青春アクションドラマ。たわいのない話だが、十分楽しめる出来となっている。 本作品のあらすじはこちら Movie Walker …
2018.5に発売された、是枝裕和監督の長編劇映画デビュー作『幻の光』のBlu-rayディスク。最近になってようやく税込2600円台に下がってきたので注文してみた。元々は1995年に公開され、その当時劇場で見ており、結構好きな作品だったのでアメリカ盤のDVD(国内…
本年(2019)、11月16日に原一男監督の伝説的ドキュメンタリー映画、『ゆきゆきて神軍』のBlu-rayディスクが、イギリスの名画専門ビデオディスク出版社である Second Run から刊行された。主に東欧の映画中心に出してきた同社としては初の日本映画である。世界…
今村昌平の監督昇進第一作。国内盤はやはりDVDのみで、かつて今村昌平コレクションとして2004年に出されたボックスセットに収録されていたが、長らく廃盤で、今年の5月にディメンジョンのDIGシリーズの一環として復活した。とはいえBlu-rayは海外盤しかない…
Post Mortem - 『ジャッキー』のパブロ・ラライン監督日本未公開映画 2010年に製作されたチリ映画。『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のパブロ・ラライン監督による「チリ独裁三部作」の第2作。1作目は『トニー・マネロ』、第3作は『No』で両作と…
田村泰次郎の小説「肉体の門」は鈴木清順監督(1964)と五社英雄監督(1977)によって映画化されているが、紹介するのは鈴木バージョン。国内盤はやはりDVDのみである。 あらすじはこちら 肉体の門(1964) Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv21219/ 19…
返還前アメリカ領であった沖縄八重山諸島で長期ロケを敢行して撮られた今村昌平監督による1968年作品で3時間近い長尺。 あらすじはこちら 神々の深き欲望 - Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv22374/ 本作品は石垣島を中心とする八重山諸島で長期…
海外では実相寺「ブッディズム三部作」と呼ばれている最終作。劇場公開作は120分だがBlu-rayのみ137分の長尺版を見ることができる。 本作のあらすじはこちら 哥 - Movie Walker https://movie.walkerplus.com/mv19554/ 実相寺昭雄が演出した『ウルトラマン』…
日本でDVDは出ているが、Blu-rayは海外盤しかない日本映画を紹介するシリーズ。まずは伊藤俊也監督の『女囚701号/さそり』(1972)である。 あらすじ等はこちら https://movie.walkerplus.com/mv19599/ 女囚さそりシリーズはもちろん当時の日本でもヒットして…
1970年、ウルトラマンシリーズの演出で知られる実相寺昭雄によって監督され、ATGによって製作された映画。本作は1970年ロカルノ国際映画祭でグランプリを受賞し、ATGによる低予算の、実験的映画や独立映画に対する支援策の知名度を高め、1980年代まで至るATG…
2019年7月4日、韓国映像資料院から李晩熙(イ・マニ)監督のミステリー映画『魔の階段』のBlu-rayディスクが発売された。もちろん本編日本語字幕付きである。本作の概要は以下の通り。 あらすじ 病院外科科長であるヒョン・グァンホ(金進奎 [キム・ジンギュ])…
1992年に作られた、韓国軍のベトナム戦争参戦を扱った韓国映画。また本作の上映は、おそらく韓国軍のベトナムでの戦争犯罪を大々的に扱った、初の機会でもあった。本作品は1992年東京国際映画祭でグランプリを受賞している。 本映画のあらすじ等はこちら 『…
1965年ポーランド映画。日本国内では2005年にNHK BSで放映されたのと、2017年、イメージフォーラムで開かれたチェコ・ニューウェーブ上映会で1回だけ上映された模様。ビデオディスクは国内では出ていない。おそらく、国内で配給権を持った配給会社はないので…
かつてLD および VHSは出ていたもののDVDの発売がなかった揚徳昌監督の『クーリンチェ殺人事件』4時間版のBlu-ray & DVDがクライテリオンから発売になった。 https://www.criterion.com/films/28596-a-brighter-summer-day この映画のLD中古で確か1万円近く…
2014年4月に韓国でDVDとして刊行された韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン評価の平…
2013年11月に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネ…
2013年10月に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネ…
2013年9月に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネ…
国内でも劇場公開されたキム・ギドク監督の最新作でベネチア金獅子賞受賞作。もちろんいつものキム・ギドク節は健在なのだが... あらすじはこちら(Movie Walker) http://movie.walkerplus.com/mv52504/ テーマとしては実は二つの家族(実際の家族と疑似家族)…
イム・サンス監督による『下女(邦題: ハウスメイド)』に引き続く最新作。テーマ的には『下女』とかぶってくるが、陰々滅々たる前作よりも、まだ救いのあるラストの分だけベター。 韓国のある財閥一家。この一家は老会長(クォン・ビョンギル)の下、その実の娘…
フランスのCarlottaレーベルから刊行されたキム・ギヨン初のBlu-ray(2012.12.19刊行)。これのBlu-rayディスク評がこちらのサイトに出ている。 DVD Classik (フランス語) http://www.dvdclassik.com/test/blu-ray-la-servante-carlotta 残念ながらリージョン…
韓国では以前書いたようにBlu-ray市場が十分立ち上がっておらず、そもそも韓国にBlu-rayのプレス工場がない(現状は台湾プレスかアメリカプレス)。そのため、Blu-rayの価格も、あまりこなれていない。もちろんクレイジーと称される日本盤価格よりは安いのであ…
非常に感銘深かった『ORZボーイズ』の楊雅喆監督の4年ぶりの新作と聞けば、当然期待せざるを得ない。今年度、第49回台湾金馬奬7部門にノミネートされ、最優秀女優賞および観客賞に輝いている。 2012年台北。ある女子中学校で学校でショートパンツをはかせろ…
2012年韓国最大級のヒット作。監督は『不信地獄』のイ・ヨンジュ。 スンミン(オム・テウン)の勤める建築事務所に、ある日大学の同期であり、金持ちの医者と結婚した「音大(ウンデ)」ことソヨン(ハン・ガイン)が10数年ぶりに訪ねてくる。彼女の訪問に訝しがる…
先日韓国ドラマ『根深い木』を韓国で録画したものをもらって見ている記事を書いた。このドラマ、Mpeg4の720pで録画されているのだが(DVD-Rに収録)、今までリビングにあるパイオニアDV 220V+三菱の720p対応32インチTVで見ていた。ところがふと思い立って別室…
Blu-rayフォーラムに台湾盤の画質に関するコメントが載っている。 http://forum.blu-ray.com/showthread.php?t=125989&page=2 30枚ほどの台湾盤Blu-rayを買ってみての傾向だそうである。 1. BitWel/Sheng Chi (位佳多媒體股份有限公司)から出ているBlu-rayの…
ホ・ジノ監督の名作、『8月のクリスマス』のBlu-rayが韓国でリリースされた。しかも日本語字幕付きである。 『8月のクリスマス』のあらすじに関してはこちら。 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD741/ 本作品は、まだ、韓流ブーム前の1999年7月…
宮部みゆきの代表作とも言える小説『火車』を韓国で映画化した作品。監督はあの『ナヌムの家』三部作、さらに『密愛』『バレエ教習所』と撮ってきたビョン・ヨンジュで脚色も担当。商業映画監督としての成長ぶりがうかがえる。 ソウルで動物病院を経営するチ…
愛に関するオムニバス映画だが、さながら今時の台湾売れっ子イケメン男優カタログのような映画。 第1話『三声有幸』監督:ギデンズ 阿正(范逸臣)は病院で小路(莫子儀)という男に声をかけられる。自分と声が同じなので話かけたのだという。彼は不治の病でまも…