yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

メキシコ越境者を追うドキュメンタリー『De Nadie (越境)』

中米からメキシコに越境し、4000kmを通過して合衆国に向かう越境者は毎年20万人にも上るという。本作品はこれらの越境者を追った作品。 本作品でインタビューに応じているの越境者は、ハリケーンのため家を失い、病気の夫や子供たちをホンジュラスに残してア…

11月の韓国盤DVD化映画評

11月に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一般ネチズン…

パン・ホーチョン監督作品ようやくDVDリリース

東京国際映画祭常連ながら、一向に一般公開されないパン・ホーチョン監督作品だがようやく『イザベラ』がDVDリリースされる模様。そういえば公開予定と言っておきながら一向に公開されない『ビヨンド・アワ・ケン』はどうなったんだ。ともあれDVDリリース祝…

ポン・ジュノ監督最新作『マザー(母なる証明)』

『フランダースの犬(吠える犬は噛まない)』『殺人の追憶』『怪物(グエムル)』のポン・ジュノ監督の最新作。 あらすじ紹介は、下記の公式サイトを参照されたい。 http://www.hahanaru.jp/top.html ポン・ジュノ監督作品の特徴は常に映画のステレオタイプを打…

不仲の異父姉妹二人のロードムービー 『今、このままがいい』

本作品も人権啓蒙的視点のある作品。話は仲の悪い異父姉妹が、母親の死後父親探しの旅に出るというロードムービーだが、最後に驚きの大逆転がある。 30代のミョンジュ(コン・ヒョジン)と20代のミョンウン(シン・ミナ)は、容貌も性格も全く異なる異父姉妹。姉…

相変わらずのホン・サンスワールドの炸裂 『よく知りもしないで』

文化人の端くれである男が、あっちの女、こっちの女とふらふらさまよい歩く姿を描く、青少年観覧不可の相変わらずのホン・サンスワールド。今回の主人公はキム・テウ。 芸術映画監督のク・キョンナム(キム・テウ)は、堤川(チェチョン)で開かれる映画祭の審査…

外国人労働者に焦点を当てた韓国映画『バンドゥビ』

韓国においても、日本同様海外から多数の外国人労働者が流入してきている。これらに焦点を当てた映画としてかつて国家人権委員会が人権啓蒙の一環として製作したオムニバス映画『六つの視線』(邦題は『もしあなたなら』)の中でパク・チャヌクが撮った『NE…

アンゴラ映画『Hollow City (虚ろな都市)』

本作品は2004年に製作されたアンゴラ映画で、アンゴラで初めて製作された映画3本の内の1本である。テーマはアンゴラ内戦で首都ルアンダに避難してきた少年がルアンダで自分の行く先を文字通り見失ってしまう姿を描いた作品である。 1991年、アンゴラ内戦がま…

韓国映画『夕立』 リマスター版DVD発売

コ・ヨンナム監督の1970年代の名作『夕立(소나기)』のリマスター版DVDが韓国映画資料院より出された(販売 Blue Kino)。『夕立』は韓国の国語の教科書に採用されるほど有名な短編小説。それを映画化した本作品もヒットし、386世代の心に残るなつかしの名画と…