インド映画
先日紹介した『医学士ムンナ兄貴』の続編、といっても、出てくるメインキャラクターが同じというだけで、お話的には前回の続きではない。本作品は単に大ヒットしたコメディ映画というだけにとどまらず、インド社会にガンジー流非暴力抵抗運動の再旋風を巻き…
先日、『3バカに乾杯!』を評したが、この映画を演出したラジクマール・ヒラニ監督に関するWikipedia英語版の記述によれば、ヒラニ監督はボリウッド映画の革新者として高い評価を得ていると書かれているので、他のヒラニ作品をあさってみようと入手したのが…
日本でもかつて一時、『ムトゥ - 踊るマハラジャ』などのインド「マサラ」ムービーブームが吹いたことがあった。本作品はそんなコテコテのマサラ・ムービーとは異なって、大学の工学部を舞台に展開する異色のコメディ映画。普遍性を持ちながらも、でもしっか…
『大地の歌』三部作で著名なサタジット・レイの1958年作品。日本では1988年大インド映画祭で上映されたことがあるようだ。 ビスワンバー・ロイはベンガル地方の大地主。彼は音楽狂いで、家の音楽室に高名なインド古典音楽の演奏家を招いては、人々を招待して…
サタジット・レイ(1921-92)と言えば、インドの古典映画の名監督として名前は知られている。しかし現在日本国内でDVDでリリースされているのは『大地のうた』三部作がIVCから出ているのみ。それ以外にも過去岩波ホール(エキブ・ド・シネマ)で何作か公開されて…
スリランカの主流派であるシンハラ人と反政府派タミール人との間の紛争を題材にしたインド映画。 アマンダはタミール人とシンハラ人の間の紛争のためインドに避難してきたタミール系スリランカ難民の娘。母親はインドに到着するや否やアマンダを産み落とした…