yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

鉄道

赤い殺意 - 1964年日本映画

今村昌平監督が生前、代表作の一本として自認していたという作品。いくつかの試練を経て、虐げられていて、かつ自己評価も低いある女性が、自分自身を確立していく過程を描いた作品。1960年代前半の世相や当時の女性の位置づけをよく表している一本。また196…

阿漕すぎるJR東日本商法

2019年3月改正から中央線の特急で自由席が廃止になり、同時にあずさ回数券も廃止になった。指定席の特急料金は値下げになっているものの、近距離利用客は事実上大幅値上げである。おそらくビジネス利用であずさを利用していた人は指定席を利用していたとして…

日本国内・交通系ICカード相互利用エリア

2015.6.1現在、日本における交通系ICカードの互換利用状況をまとめてみた。なお、icsca (仙台地区), Rapica (鹿児島地区) など一切全国相互利用にからまないICカードは除外している。またそもそもICカードを導入していない事業者も言及しない。 交通カード名…

韓国交通カード互換化を阻む「私鉄」の壁

韓国の全国互換交通カードの互換化状況を調べてエンハウィキの記事等を読んでいくうちにどうやら互換化を阻む大きな理由の一つに韓国私鉄の問題があることが分ってきた。 韓国の鉄道事業者は、観光地のロープウェイ (因みに韓国では日本でいうロープウェイを…

『鉄道の涙』 - 韓国鉄道労組のロジック (2)

本書は韓国の鉄道の様々な問題を取り上げているが、これらから韓国の鉄道の置かれた現状を概観すると、次のようなことが指摘できる。 かつて日本の国鉄が民営化された当時、当時の日本国有鉄道がかかえた莫大な赤字や違法ストを行う組合に対する批判から、民…

『鉄道の涙』 - 韓国鉄道労組のロジック (1)

박흥수(パク・フンス)著,2013,『철도의 눈물(鉄道の涙)』,후미니스트(Humanist)刊 昨年(2013年)12月9日より、韓国国鉄(韓国鉄道公社=KORAIL)民営化反対闘争で、韓国鉄道史上最長のストを打った(12月30日終結)韓国鉄道労組。本書はその直前、2013年10月17日…

台湾短編映画『小站(Small Station)』

鉄道を題材にした35mm短編映画。2005年ベニス国際映画祭の短編映画部門で銀獅子賞を受賞した、画像の美しさが印象的な心温まる作品。 ストーリーはごく単純。列車を見るのが大好きな、台北在住、知恵遅れの35歳の男性が60歳の母親と共に田舎の小さな駅にやっ…