yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ユニクロ帝国の光と影』名誉毀損訴訟でユニクロ完敗

東洋経済オンライン2013.10.28付記事で、文藝春秋から刊行された横田増生著『ユニクロ帝国の光と影』に対するユニクロの名誉毀損訴訟の1審判決(10/18 東京地裁)で、ユニクロ側がほぼ完敗という内容が報道されている。 「一審判決は「完敗」 どうする、ユニク…

天野祐吉氏死去

CM評論家にしてコラムニストの天野祐吉が20日死去した。今年4月にはやはり『広告批評』の編集長を務めた島森路子も亡くなっているので、まさに『広告批評』の時代が過ぎ去ったことを象徴するような出来事だ。 特に、20日付の朝日新聞の書評欄にも天野氏の記…

『旗なき旗手』 - 『太白山脈』の問題意識につながる林権澤1980年作

イム・グォンテク[林権澤]監督の1980年作品で、先日紹介した『チャッコ』と並び『太白山脈』の問題意識にダイレクトにつながる重要な作品。朝鮮半島が日本の植民地支配から解放され、38度線が引かれた直後、まだ新しい(統一後の)国のあり方が資本主義になる…

『我らの明日はもっと青い』 - 北朝鮮青少年啓蒙映画

平壌演劇映画大学青少年映画創作団によって制作された青少年向け啓蒙映画。新しい技術を学ばせようという趣旨の作品。 金策工業総合大学(平壌)を卒業したリミョン(キム・チョルナム)は、元在籍した工場へ戻る。そして工場労働者対象のヘナム工業大学と称する…

東京オリンピックは国際社会から日本に課せられた猫の首の鈴である

2020年、56年ぶりに東京でオリンピックが開催されることが決定した。メディアにはオリンピックの開催を単純に喜ぶ声にあふれている。しかし私は、今回のオリンピック開催決定は国際社会から日本に課された猫の首の鈴だと思う。 かつて1964年のオリンピックは…

『南へ走れ (サウスバウンド)』 - イム・スルレ監督の日本原作ポリティカル・コメディ

非国民を自認する男の、リゾート開発との対決を描いた作品。実はこの作品原作は日本の小説、奥田英朗の「サウスバウンド」。脚色はイ・ゲボクとナ・ヒョン。撮影はチョ・ヨンギュ。ちなみにこの小説、日本でも森田芳光の手によって映画化されている(2007年)。…

情けない日本のスネ夫根性ぶり

昨日の夕方のNHKニュース。APEC会談にアメリカのオバマ大統領が欠席することを巡って、中国の影響力が増すことが懸念される云々という趣旨の報道がされていた。 なんだかなぁ~。 日本には、僕ちゃんを守ってくれるアメリカ=ジャイアンがいないから、中国や…

『バービー』 - イ・サンウ監督によるアンチ「I am Sam」韓国映画

いささか露悪的かつ衝撃的な長編第2作『ママは娼婦』で話題となったイ・サンウ監督の作品。主演は『旅行者(公開邦題:冬の小鳥)』『アジョシ』のキム・セロン 小学生の女の子スニョン(キム・セロン)は浦項(ポハン)近郊で民宿を営む家の娘。母は1年前に他界し…

イ・マニ作品のリメーク、斉藤耕一監督『約束』がDVD化

Amazonにアクセスしたら、斉藤耕一監督の映画『約束』(1972年作品 萩原健一、岸惠子主演)のDVDが10/30に刊行予定になっている! この作品は、イ・マニの失われてしまった名作『晩秋』(1966)のリメーク。オリジナルは、『晩秋』のプロデューサーだった、扈 賢…

『男子使用説明書』 - B級映画の香りを込めた肩の凝らないラブコメ韓国映画

引っ込み思案で男性にどうアプローチしたら分からない女性が、如何にあこがれの彼を獲得していくか、という、気軽に見られるラブコメディ。監督は本作が長編劇映画デビューのイ・ウォンソク。 チェ・ボナ(イ・シヨン)は、ユク・ボンアCF監督(イ・ウォンジョ…