yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月韓国盤DVD化、韓国映画映画評

2013年2月以降に韓国でDVDとして刊行された(される予定の)韓国映画の、韓国の映画情報サイト、シネ21(一部ダウム映画)における評価を以下にまとめてみた。以下、発行日は Yesasiaサイト記載の発行日、分野はシネ21の区分によるもの、評価平均は評論家及び一…

古いアンプの修理を受け付けてくれるラボ - TV備忘録

本日のNHKニュースで、紹介された旧山水の技術者が立ち上げた、古いアンプ修理専門の会社。 それはこちらの会社のようだ。 (有) アクア・オーディオ・ラボ 〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢379 http://www.aqua-audiolab.com/ こういう会社は是非応援したい。…

『セックス・トラフィック』 - 東欧の人身売買を描くイギリス=カナダTVドラマ

東ヨーロッパにおける女性の人身売買取引の実態を描いた作品で、イギリスのチャンネル4およびカナダのCBC向けの3時間ドラマ(2004年)。元々は2回に分けて放映されたようだ。実話をモデルに作られたフィクションだとのこと。本作はイギリス映画TVアカデミー(BA…

『曼陀羅』 - 初めてイム・グォンテクの名を国際的に知らしめた映画

韓国映像資料院のイム・グォンテク・コレクションDVD収録作品の紹介も、本作が最後になる。個人的にはこのDVDボックスに、韓国で刊行されたビデオディスクの2012年大賞をあげたい気持ちである。 1981年、イム・グォンテク監督による仏教映画。本作品は、ベル…

パク・チョルス監督、交通事故死

またまた映画人の訃報である。『301, 302』、柳美里原作の『家族シネマ』などを撮ったパク・チョルス監督が、2013年2月19日、飲酒運転の自動車に轢かれて亡くなった。 朝鮮日報「映画監督パク・チョルス、19日飲酒運転車に轢かれ死亡」 http://news.chosun.c…

ドナルド・リチー&高野悦子死去

この2月は日本の映画界にとって重要な人が相次いで亡くなった。 一人は昨日(2013.2.19)亡くなったドナルド・リチー。もう一人はその10日前(2012.2.9)に亡くなった岩波ホール元支配人高野悦子。 ドナルド・リチー(Donald Richie)は、同じドナルドでも、ドナル…

『金の味』 - 運動圏出身イム・サンスらしい彼の最新映画

イム・サンス監督による『下女(邦題: ハウスメイド)』に引き続く最新作。テーマ的には『下女』とかぶってくるが、陰々滅々たる前作よりも、まだ救いのあるラストの分だけベター。 韓国のある財閥一家。この一家は老会長(クォン・ビョンギル)の下、その実の娘…

『スロベニア人の女』 - 拝金社会を生きる女子大生を描く

2009年スロベニア映画。アルバイトとしてコールガールをする女子大生が陥った罠を描く。 愛称サーシャことアレクサンドラ(Nina Ivanišin)は、スロベニアの首都リュブリャナの大学で英語を学ぶ女子大生。田舎出身の彼女は首都に出て都会暮らしを満喫していた…

やっぱり東京五輪立候補への天罰?

レスリングが、東京が立候補している2020年オリンピックから外されるとの報道。 もしそれが実現すれば、東京五輪を宣伝してる吉田沙保里は自らの競技がなくなる五輪を宣伝しているという大変間抜けなことになってしまう。 女子柔道ナショナルチーム監督の暴…

『二度の結婚式と一度の葬式』 - 同性愛者の偽装結婚を扱ったクィア・コメディ

2012年韓国のクィア(性的マイノリティを扱った)・コメディ映画。 医師のミンス(キム・ドンユン)は病院の同僚医師のヒョジン(リュ・ヒョンギョン)との結婚を決める。実はミンスもヒョジンも同性愛者。しかし韓国は同性愛者同士の結婚はもちろん、同性愛者であ…

みんなの党代表渡辺発言、極くまっとうなのでは?

読売新聞オンライン版の「苦り切る石原氏、渡辺代表に『癖ありすぎだ』」という以下の記事(2013.2.12付)、 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130210-OYT1T00326.htm >渡辺氏の発言に苦り切った石原氏から「癖がありすぎだ」と苦言を呈されても、「…

『往十里(ワンシンニ)』 - 日本語字幕DVDで見られるイム・グォンテク監督転機の一作

1976年に封切られたイム・グォンテク監督が手がけたメロドラマで彼の60番目の作品。興行的には当時失敗に終わったが、イム・グォンテク監督にとっては後述するように、新しい出発を決意する契機となる作品だったようだ。 以下、DVD同封パンフレットにあるあ…

キム・ギヨン『下女』Blu-ray評が出ている

フランスのCarlottaレーベルから刊行されたキム・ギヨン初のBlu-ray(2012.12.19刊行)。これのBlu-rayディスク評がこちらのサイトに出ている。 DVD Classik (フランス語) http://www.dvdclassik.com/test/blu-ray-la-servante-carlotta 残念ながらリージョン…

『トゥルー・マッ(味)・ショー』 - 韓国のTVに横行するやらせ報道告発ドキュ

2011年に韓国で公開された、韓国グルメ紹介番組に横行する、やらせ・嘘つき報道を告発するドキュメンタリー。Daum映画サイト9.5の高評価も納得の大胆な実験ドキュだ。なお、当然ながら本作品のタイトルは『トゥルーマン・ショー』のもじり。また「マッ(味/맛…

『TATSUMI』 - 辰巳ヨシヒロを通して見る、日本戦後精神史

シンガポールのエリック・クー監督によって作られた、全編日本語のシンガポール・アニメ映画。辰巳ヨシヒロの自伝的漫画「劇画漂流」をベースに彼の短編劇画5編を組み合わせてアニメ化。メインのナレーション自体は辰巳ヨシヒロ本人、その他の声優は別所哲也…

TV備忘録 - 何かが起こりそうだからTVを見る

2/1 NHKテレビ放映60周年記念番組での萩本欽一の発言。 「人は、何かが起こるからTVを見るのではなく、 何かが起こりそうだからTVを見る。」 これは、1972年2月28日、あさま山荘事件のTV10時間生中継を見た衝撃を受けての発言。 結局、あの生中継の大半は、…

『おばあちゃんは一年生』 - 識字に挑むおばあちゃんを描いた感動作

慶尚北道の田舎を背景に、息子に先立たれ、残された義理の孫が家に来たのを契機に字を学ぶことを決意した頑固なおばあさんが、字を学ぶとともに彼女の世の中が広がっていく模様を描いた感動作。 オ・ナニ(キム・ジング)は、唐辛子畑が広がる慶尚北道英陽(ヨ…