yohnishi’s blog continued

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アフリカ

南アフリカ映画『SKIN』- 驚くべき実話の映画化

2008年南アフリカ映画。アパルトヘイト時代の南アフリカに、白人の家庭に生まれながらも肌の色が黒かったため辛酸をなめた実在の女性の驚くべき人生を描いた映画作品。監督はアンソニー・フェビアン。また主人公の成年時代を演じるのは、イギリスを拠点とし…

アンゴラ映画『Hollow City (虚ろな都市)』

本作品は2004年に製作されたアンゴラ映画で、アンゴラで初めて製作された映画3本の内の1本である。テーマはアンゴラ内戦で首都ルアンダに避難してきた少年がルアンダで自分の行く先を文字通り見失ってしまう姿を描いた作品である。 1991年、アンゴラ内戦がま…

アフリカからの政治的メッセージを伝える映画『バマコ』

先日紹介した『幸福を待ちながら』のアブドラマーヌ・シッサコ監督の2006年作品。前作は自伝的色彩の濃い作品であったが、本作は政治的な色彩が濃い作品。 アフリカ西部の国、マリの首都バマコ。そこの粘土造りの屋敷の中庭で世界銀行とIMFの非道を告発する…

モザンビーク発フェミニスト映画『他人の庭 (Another Man's Garden)』

2006年製作のモザンビーク映画『他人の庭』。現代アフリカの若い女性が社会的上昇を目指して頑張ろうとすると、どのような社会的障壁、不条理が待ち受けているのかを描く作品。ちなみにモザンビークはアフリカ南東部、南アフリカのすぐ北側海岸沿いに位置す…

モーリタニアの乾いた空気を伝える『幸福を待ちながら』

2002年製作のモーリタニア映画。モーリタニアの明るく乾いた空気感をそのまま伝えるような詩的な映画が本作『幸福を待ちながら (Waiting for Happiness)』である。 この映画には粗筋らしい粗筋はない。広大なモーリタニア砂漠の端にある海沿いの町ヌアディブ…

ブルキナファソ映画『真実の夜 (La nuit de la verite)』

西アフリカ、ブルキナファソの女流監督ファンタ・レジナ・ナクロの2005年作品。このDVDのジャケットにヴァラエティ誌の"Impressive...shocking...brilliant!"との評のキャプションが書かれているが、まさにその通りの映画。西アフリカで映画なんて作ってんの…