yohnishi’s blog continued

webry blog から引っ越してきたブログです

イスラエル

『嘘ついてもいいですか?』 - 日本人の知らないユダヤ人ギャグコメの世界

1997年フランスのB級コメディ映画。日本人にとってはユダヤ人もそれ以外の西欧人も大して区別がつかないが、我々の未知の世界であるヨーロッパ人によるユダヤギャグ全開のコメディ映画。舞台はパリのテキスタイルで有名なセンティエ街のユダヤ人コミュニティ…

エラン・リクリス最新作は外国人労働者を扱った『人事部長の出張旅行』

『人事部長の出張旅行 (Le Voyage du dircteur des resources humaines)』は、『シリアの花嫁』『レモン・ツリー』『カップ・ファイナル』等のエラン・リクリス監督2010年最新作。tragi-comedy(悲喜劇)という点は以前の諸作品を踏襲しているが、今回はイスラ…

イスラエルの女性兵士の日常を描く映画『Close to Home』

ご存知の方もいらっしゃると思うが、イスラエルは男女ともに兵役が義務となっている。そんなイスラエル女性兵士の日常を追った劇映画で、今までにない斬新な題材の映画と言えるだろう。 ミリト(Naama Schendar)は兵役に就いたばかりの新米兵士。生真面目で内…

イスラエルの旧ソ連人売春婦の実態を描いた『Women for Sale』

イスラエルのドキュメンタリスト、ニリ・タルによる2005年のドキュメンタリー映画。イスラエルにおける旧ソ連人売春婦の実態を描く。 イスラエルでは売春が合法なのだそうである。そのイスラエルに旧ソ連諸国から売春婦が集まってくる(約2万人)。実は旧ソ連…

なぜ日本上映話がない?ハリウッドリメーク決定のイスラエル相撲映画 『サイズの問題』

アメリカの禁煙社会を皮肉った『サンキュー・スモーキング』という映画があったが、煙草と並んで目の敵にされているのが肥満。イスラエルでも肥満が目の敵にされているのは同様なようで(もっとも煙草には寛容なようだ)、それを皮肉ったイスラエル製コメディ…

突然父が失踪した家族の衝撃を描くイスラエル映画『テヒリーム』

2007年製作のイスラエル映画。突然父親が失踪した家族のその後を追った作品。 現代のイスラエル。イェルサレムに住むカウフマン一家は夫エリ(Shmuel Vilozni)、妻アルマ(Limor Goldstein)、中学生(多分)の息子ムナハム(Michael Moshonov)と小学生の息子デビ…

イスラエルの相撲映画 韓国で4月に公開

先日書いたイスラエルの相撲映画『サイズの問題』が、以下のブログによると、 http://blogs.yahoo.co.jp/shingenolza79/59508834.htm 韓国でこの4月に公開されるそうだ。韓国の映画会社の反応、早い... っていうか、本来なら日本の配給会社が真っ先に反応し…

イスラエルで相撲映画!?

イスラエルの通販会社からのメールを見てみたら、イスラエルの相撲映画が2/8にDVDリリースされるという。題名は、『サイズの問題(Sipur Gadol)』という2009年の映画で、イスラエルの日本食レストランで働く男が、ダイエットをやめて相撲の世界に挑戦するとい…

イスラエル映画『Zman Avir (On Air)』

元情報機関(モサド)職員の一家の仮面家族ぶりを皮肉を持って描く1999年度作品。 45歳のハイム(モーシュ・イヴジ)はテル・アヴィヴに住み現在は不動産業を営む元情報機関職員。妻は数年前に長患いの末に亡くなり、17歳の娘オフラ(ダナ・イヴジ)と23歳の大学生…

エラン・リクリス監督によるイスラエル大ヒット映画 『Zohar (ゾハール)』

『シリアの花嫁』のエラン・リクリス監督による1993年製作のイスラエル映画。先日紹介した『カップ・ファイナル』に引き続く作品で、イスラエルの有名な歌手ゾハール・アルゴフ(ZoharArgov 1955-1987)の生涯を描く映画。 ゾハール・オルカビはイスラエルの貧…

ベルリン映画祭出品のイスラエル映画『アヴァニム (石)』

2003年製作のイスラエル=フランス映画。監督はマルセイユ生まれのラファエル・ナジャリ。イスラエル社会における家父長的傾向や偽善、そして女性の生き辛さを象徴的に描く作品。題名のAvanimはヘブライ語で「石」という意味。 ミハルはテル・アヴィヴに住む…